四万十市のかしま山鍼灸整骨院です。2月は非常に風が強く寒いため足腰の痛い方が多かったです。
中には関節ではなく”足の裏にデキモノができて痛くなった”という方もいらっしゃいました。
デキモノによって”魚の目”<ウオノメ>とも呼びますが、非常に痛く、ツライです。
しかし、実はこういった症状にも鍼灸治療は有効なのです。
”魚の目”とはどんなもの?
皮膚に圧迫や摩擦、刺激が繰り返し起こり、皮膚が硬くなってしまった状態です。
硬くなった場所が芯のようになり、皮膚に食い込んでしまうとなかなか取れません。
痛みがなければ特に問題ないのですが、神経の圧迫などを引き起こすと非常に痛く、歩行が辛くなります。
”魚の目”の原因は?
当然”歩きすぎる”といった足の裏に刺激が多い方が原因となりますがそれだけではありません。
いろんな悪条件が揃っている方は歩きすぎなくても”魚の目”になる場合があります。
1靴のサイズが合ってない
靴のサイズが合っていないと圧迫や摩擦の刺激が多くなります。
サイズが小さすぎても大きすぎてもいけません。
ハイヒールなどを履く方にもリスクが出てきます。
2歩く際の体重のかけ方に問題がある
左右バランスよく綺麗に歩いていると摩擦や圧迫が分散されるのですが、簡単なものでもありません。
例えば”膝、腰が痛い方”は悪い足を引きずるように歩いてしまいます。
逆に、痛い方を庇って良い方に体重がかかり過ぎている、という場合もあります。
その他、偏平足などで”特定の場所に体重がかかりやすい”という方も多いです。
歩き方は大きな要因となります。
3よく足を冷やしている
足裏を、水に濡らしたり、素足で冷やしたりすると、皮膚が荒れたり、皮が剥げてしまいます。
そのため、後々、皮膚の硬化が起きやすくなってしまい”魚の目”になる確率も高くなります。
当然、血行も悪くなり、神経痛も悪化するので冷やして良いことはありません。
お灸で良くなる”魚の目”の治療
患者さんの中で、爪切りで”魚の目”を切るという方も非常に多いです。
しかし、”魚の目”の芯は非常に根深く中々取れるものではありません。
むしろ、神経を刺激して痛みが悪化するケースが多いのであまりおススメしません。
そこで、昔から灸治療で”魚の目”を治療するやり方があります。
やり方は単純で”魚の目”ある場所に直接お灸を置いて焼くというやり方です。
一見熱そうですが、皮膚が厚く、硬い箇所なのであまり熱さを感じにくいです。
硬くなった皮膚は”角質”と呼ばれ、多くはタンパク質で構成されています。
そのため非常に熱刺激に弱く、お灸をすることで変性を起こしやすいです。
大きさによっては一カ月ほど根気よく行う必要がありますが、キレイに無くなります。
上の写真は約一カ月お灸を行った後です。
根気よく治療してくださって良かったです。
写真のご協力ありがとうございました。
その他の治療方法として
お灸治療と併用して、患部にテーピングやクッションを敷いて負荷を避けるのも効果的です。
病院で、皮膚が柔らかくなる軟膏やレーザー治療となどいった治療方法もあります。
どうしても治りにくい場合は専門の先生にも相談してみましょう。
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かしま山鍼灸整骨院四万十市
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