四万十のかしま山鍼灸整骨院です。
今回は股関節(こかんせつ)の痛みに関するブログになります。
股関節の構造
股関節は骨盤と大腿骨で関節しており
関節を保護する ”関節軟骨” ”関節唇” などが存在します。
主に歩行や足を挙げる・開くなどの動きを行う関節です。
変形性股関節症とは
股関節の疾患は多数ありますが
ここでは代表的”変形性股関節症”について説明します。
変形性股関節症とは主に以下のような状態です
・関節の骨が狭くなる
・軟骨が擦り減る
・骨棘(こつきょく)が形成される
主に骨同士の摩擦により”疼痛””と”炎症”生じるもので、
進行すると関節に水が溜まることもあります。
変形性股関節症の主症状
歩行時の痛み
悩みの大部分がこの症状になるでしょう。
とにかく股関節に負荷がかかると痛みが生じます。
長距離の歩行、階段や車の乗り降りなどが特にツライです。
可動域の制限
足が開かない、上がらないといった股関節の動きに制限があり
そのため日常生活にも支障が生じます。
ズボンが穿けない
足の爪が切れない
正座や”あぐらをかく”のが困難
などといった症状です。
股関節の痛みが起こりやすい原因
骨盤のズレ
股関節の痛みは女性に多いです。
その原因となるのが骨盤のズレとなります。
先天的な場合もありますが、産後でズレるケースが圧倒的に多いです。
体重の増加
体重の増加は股関節の負荷も増えるためリスクとなります。
女性では妊娠中に一時的に股関節が傷むというケースも多いです。
加齢によるもの
股関節は年齢的な素因が大きく現れます。
”骨粗鬆症”で骨が弱くなると症状が出現しやすく
筋力の低下なども大きな要因となります。
股関節の痛みに対する治療
基本的に痛みがある間は”安静”!
当然ですが痛みが強い間は無理は禁物です。
長距離の歩行や激しい運動は控えましょう。
状態によってはコルセットなどで固定する
どうしても動く際はサポータなどでの固定も有効です。
股関節専用のサポーターは種類が少ないため、
骨盤ベルトや腰のコルセットなどでも代用できます。
リハビリを行う
主に骨盤や下肢を動かしリハビリを行います。
股関節が痛い方の大半は・膝痛・腰痛 が併発しているため
同時にリハビリを行うのも効果的です。
痛みが軽減したら”減量+筋トレ”など
下肢の痛みは体重を減らすのも大事な項目になります。
・足が痛い→・動くと痛いので運動不足→・体重増加・筋肉低下
といった悪循環にならないように気を付けましょう。
足に負担かけかけないような運動としては
・プールなどでの水中歩行・自転車走行 などがおススメです。
鍼灸治療の効果
股関節周囲の筋肉の改善に特に有効です
股関節を動かす筋肉は 腰・骨盤~太もも が主になります。
筋肉の緊張を和らげることで ”痛みの軽減や可動域の改善” に繋がり、
股関節の状態を良好にすることが可能です。
また、腰痛や膝痛の治療にも効果が期待できます。
しかし、損傷・変形した骨や軟骨の状態は地道な治療が必要となり、
年齢や進行状態によっては完治しないこともあります。
改善しない場合はレントゲンやMRIなどでの検査も行い状態を確認しましょう。
まとめ
治療やリハビリで腰・下肢の症状を軽減
痛みを放置せず治療やリハビリを行いましょう。
骨が大きく損傷していなければ、歩行時の痛みを軽減することができると思います。
同時に・腰痛・膝痛なども治療するといいでしょう。
歩行や動作時の痛みが強ければ無理は禁物!
治療やリハビリで痛みの軽減は可能ですが、
しかし、またすぐに運動や労働を再開するとブリ返します。
生活環境の中での下肢へのリスク管理が大切です!
無理はせずできるだけ大事に治療に専念しましょう。
日常生活や仕事で動く際はサポーター・コルセットなどで補強するのがおススメです。
足の負担が少ないやり方で体重の減少や筋トレを!
痛みが落ち着いたら可動域の改善や筋肉を維持・補強するため
負担の少ない方法で運動をしましょう。
同時に体重が減らせれば一石二鳥です!
その他、股関節以外でもトラブルがあればご相談ください
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かしま山鍼灸整骨院(四万十市)
住所:四万十市古津賀1丁目131番地
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※土曜日は午前中までです。
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当院ではマスクの着用、手指消毒、換気 など
感染症の対策をできる限り行っています。
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