四万十市のかしま山鍼灸整骨院です。
今回は首に激痛が起きる”ギックリ首”を解説していきます。
”ギックリ”と言えば”ギックリ腰”が思い浮かびますが
首にも同じようなことが起こります。
”ギックリ首”とは どのような状態か
”ギックリ腰”や”ギックリ首”は急性的な痛みの総称です。
つまり正確な診断名にはなりません。
”ギックリ”という表現に明確な定義はありませんが
”急に激しい痛みで動けなくなる” といった状態です。
”魔女の一撃”と呼ばれたりもします。
不意な動作で”グキッ”とした音と同時に発症することが多いです。
主に・筋肉、靭帯の損傷 ・骨や軟骨の損傷、ズレ(それに伴う神経痛)
などが痛みの根源になると思います。<下記にそれぞれ説明>
筋肉・靭帯などの損傷
首周囲の筋肉や靭帯を負傷している状態です。
捻挫や挫傷(肉離れ)などの可能性もあります。
損傷が大きいと痛みで動かせなくなります。
骨の損傷やズレ
首の骨<頸椎(けいつい)>は7個あります。
骨がズレたり、椎間板という軟骨が障害されると激痛が起こります。
神経の圧迫(ヘルニア)
障害された頸椎や椎間板が”神経”に当たると”神経痛”が生じます。
首の痛みと同時に”手のしびれ”が起きてしまい
”頸椎椎間板ヘルニア”という診断になります。
”ギックリ首”の起きる主な原因
”ギックリ首”が起きる原因を挙げていきます。
”ギックリ腰”とは違い、重たい物を持って起こるわけではありません。
悪い姿勢や作業が大きく影響します。
特に普段から”肩こり” ”首のこり”を感じる方は注意しましょう
寝違え
説明不要の一般的な”寝違え”です
”急性疼痛性頸部拘縮”とも呼びます。
寝具や枕などの調整を検討してみると良いかもしれません。
交通事故
重度のムチウチは首の骨に大きくズレが生じます。
交通事故の既往歴は首を悪くさせる大きな原因になるので
事故後は早期にしっかりとリハビリを行いましょう。
悪姿勢による作業
スマートフォン・パソコン作業などは頸椎に大きな負担が生じます。
できるだけ首が下向きにならないように同じ目線で見るようにしましょう。
職種によっては上向きの作業によって痛めることもあります。
仕事の終わりには体操などを行い予防しましょう。
ギックリ首に対する治療・処置
首・肩周囲の筋肉のコリを取る
首の筋肉の緊張を緩和させます。
ただし強い刺激はNGです。
刺激を調節し適度に行いましょう。
鍼灸治療も効果的です。
ズレて狭くなった頸椎へのリハビリ
リハビリとしては首の牽引や体操などです。
狭くなった骨を拡げ、可動域改善の目的で行います。
自宅での体操などもおススメです。
無理のないようゆっくり行いましょう。
コルセットなどで患部の固定
あまりに痛みが強い場合はコルセットで患部を固定します。
ただし、ガッチリ固定されますので生活動作が制限されます。
痛みの強い緊急時はご検討ください。
テーピングで固定することも可能です。
こちらの場合は大きく動作は制限されません。
まとめ
悪い姿勢は要注意
”ギックリ首”は悪い姿勢から徐々に発症することがほとんどです。
現代人のほとんどがスマホの見過ぎによって頸椎を悪くさせています。
人間の”頭の重み”によって頸椎に多大な負担をかけているからです。
特に”常習的に肩がこる” といった方は注意してくださいね。
”肩こり”→”手のしびれ”は危険信号
”手のしびれ”は”首のヘルニア”の可能性が高くなります。
”神経痛”が大きく生じると非常にツライ症状となりますので
早めに治療・リハビリを行いましょう。
日頃の体操などで予防を!
”肩こり”の予防には運動や体操が効果的です。
少しでも健康にプラスになることを意識してみましょう。
”首が痛くて動かせない” を”ギックリ首”と表現しますが
現代人に頸椎の悪い方が増えているから出現した表現かと思います。
皆さんも悪い姿勢には気をつけましょう!!!
その他、症状を感じた場合はご相談ください。
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かしま山鍼灸整骨院(四万十市)
住所:四万十市古津賀1丁目131番地
電話:080-1990₋9296
診療時間:9時~12時 14時~19時
定休日:火曜日 ※祝日は不定休です 急患はご相談下さい
※土曜日は午前中までです。
※日曜日も診療しています。
当院ではマスクの着用、手指消毒、換気 など
感染症の対策をできる限り行っています。
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