四万十市かしま山鍼灸整骨院の治療のブログです。
最近は年末年始の疲れと寒い時期のためか重症の方が多く来院されます。
今回は患者さんでも非常に多い”頸椎椎間板ヘルニア”の解説です。
頸椎椎間板ヘルニアとは
7つある首の骨(頸椎)の間隔が狭くなってしまい
骨との間にある椎間板というクッションが潰れてしまう疾患です。
重症化すると神経が圧迫されてしまい神経痛が生じます。
以前に紹介した腰のヘルニアと原理は同じです。
症状
頸椎椎間板ヘルニアには以下のような症状があります。
1首、背中、腕にかけての痛み
首だけでなく背中、腕の痛みも生じます。
重症例では安静にしていても痛みが強いです。
常時、背中や腕が重たく感じる方もいます。
2首を動かすのが困難になる(可動域制限)
首が曲げれない、回せない、といった動作制限が起こります。
いわゆる寝違えのような状態です。
日常生活に大きく支障が出てしまいます。
3腕~手にかけての”しびれ”
”しびれ”を生じるのがヘルニアの特徴です。
ヘルニアの部位によって”しびれ”の場所が異なります。
握力が低下し、物を持ち辛いという場合もあります。
原因
1悪い姿勢での長時間の作業
頸椎のズレや狭窄によって起こる本症ですが、
スマホの見過ぎなどによって若い人でも起こります。
首を長時間悪い姿勢にならないように気をつけましょう。
2交通事故の既往がある
大きな交通事故をしていると頸椎のズレが生じます。
若い時の事故が年齢とともに発症するといった症例もあり
ヘルニアは事故の既往が大きく関与してきます。
頸椎椎間板ヘルニアの治療方法
病院や整骨院、鍼灸院によって治療は様々です。
”狭くなっている頸椎間の圧迫の緩和”が大きな目的となります。
今回は当院(鍼灸整骨院)での治療方法です。
1鍼灸治療
鍼灸治療で神経の圧迫を緩和することができます。
圧迫された部位に施術すると症状の軽減が可能です。
ヘルニアのような神経痛の改善にはおススメします。
2頸部のリハビリ
狭くなっている頸椎部のリハビリも非常に重要です。
体操したり、首を牽引するなど無理のない程度で行います。
リハビリは何回か続けて通院することがおススメです。
3生活習慣の改善
なるべく長時間の悪い姿勢を避けるようにし
こまめな首の体操を行いましょう。
また、ヘルニアは血流が非常に関与します。
首や背中を温めるのも効果的です。
喫煙なども悪化因子になりますので気をつけましょう。
重症例では手術する場合もあります
以下のような場合は手術の対象となることがあります
・”しびれ”が強くなり物が持てない
・常時、激痛が継続し生活ができない
・長期の治療で改善がみられない
患者さんの生活習慣や環境によって治療期間は異なりますが
長期にかけて改善が無く、悪化するようなら医療機関に受診しましょう。
ヘルニアなどの神経痛に鍼灸治療やリハビリの有効性は高いです。
高齢で難治性の方でも改善ができたケースもあります。
いきなり手術ではなく、鍼灸やリハビリを検討してみてください。
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かしま山鍼灸整骨院(四万十市)
住所:四万十市古津賀1丁目131番地
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※土曜日は午前中までです。
※日曜日も診療しています。
当院ではマスクの着用、手指消毒、換気などを行い
新型コロナウイルスの対策をできる限り徹底しています。
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