四万十市のかしま山鍼灸整骨院のブログです。
季節の変わり目のため自律神経症状を訴える患者さんが増えました。
今回は東洋医学的な症状の一つである”梅核気”(ばいかくき)を紹介します。
咳や痰は出ないけど喉に違和感がある、検査では異常が無い…そんな症状です。
覚えがある方は参考までにご覧ください。
梅核気の主な症状
・喉に不快感、異物感がある(痛みはない)
・喉から胸が詰まって息苦しい
・食べ物を飲み込む時に違和感を感じる
こういった症状を東洋医学では”梅核気”と呼びます。
梅の種が喉に詰まっている感じのことからこういった名称となったようです。
女性に多い症状であり、・生理不順・更年期などの原因でも起こります。
現代医学では”咽喉頭異常感”とも呼ぶ
痛みもなく、咳や痰が出ない、喉や胸の違和感のある疾患を例に挙げると
・扁桃腺 ・甲状腺 ・逆流性食道炎
などの疾患を疑いますが、検査で異常が無く長期に症状がある場合は
咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)という診断になるようです。
梅核気の原因
梅核気は気の停滞が原因とされておりヒステリー球とも呼びます。
ストレスや緊張により常に気が昂っている方が起こりやすいです。
・肩こり・頭痛・イライラ・不眠などの症状が随伴します。
また、ストレス(気)を発散せず溜め込む傾向がある方が生じやすいようです。
自律神経系の症状と関りが深いものと考えられています。
梅核気の対策
気分転換を行う
集中していると喉の違和感を忘れていることが多いです。
できれば運動や外出などの気分転換をおススメします。
気になるからと下手に触ったり刺激するのは逆効果です。
息を吐きだす
停滞している”気”を外へ出すことが大事です。
深呼吸や大きな声を出すなどが良いとされています。
肩の凝りをとる
上半身の流れを改善するため肩凝りの改善を行います。
体操やストレッチなどで対策しましょう。
梅核気のツボ
カラダに停滞した”気”を散らすツボがおススメです。
合谷：・頭痛・目疲れ・肩こりなどに効果的
太衝(たいしょう)：・頭痛・めまい・イライラなどにおススメ
ホルモンバランスの低下により起こることもありますので
その場合は生活習慣を変えることも大切です。
こちらを参考ください。
・更年期障害の治療 ・生理不順の治療
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かしま山鍼灸整骨院(四万十市)
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