四万十市のかしま山鍼灸整骨院です。
暑くなりましたが体調はいかがでしょうか?
畑や草刈りで体が痛い人が続出しています。
最近は特に腰痛の患者さんが多いです。
季節の変わり目ですし皆さんも腰痛対策をしてくださいね!
そして、腕や肘が痛い方も非常に増えています。
そこで今回は肘の痛みをテーマにしました。
よろしくお願いします。
肘の痛みの分類
痛みの原因は筋肉、靭帯、骨、神経などです。
外側、内側のどちらが痛いか、そして痺れの有無が肝となります。
肘の外側が痛い場合
肘の外側が痛い場合はテニス肘と呼びます。
テニスだけでなく手を使いすぎると起こるものです。
草引きや子供を抱く、雑巾を絞るなどでも多いです。
そのため主婦の方にも多発します。
![IMG_5735[1]](http://kashimasan.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_57351-150x150.jpg)
標準整形外科学(医学書院:第10版)より
手首を反らしたり捻ったりすると痛みが強くなります。
肘の内側が痛い場合
肘の内側の痛みは野球肘またはゴルフ肘と呼びます。
内側の痛みはスポーツ損傷以外であまり診られませんが
過度に使いすぎると日常習慣でも痛くなります。
机や床に肘をつく癖のある方も注意が必要です。
内側が痛い場合は靭帯や骨の変形といった疑いも高くなり
外側の痛みに比べ軽快しにくいことが多いです。
痺れが伴う場合
![img_23091](http://kashimasan.com/wp-content/uploads/2016/11/IMG_23091-150x150.jpg)
4、5番頸椎ヘルニアの患者さん(MRI画像)
首や胸、腕からの神経の圧迫で肘が痛くなることも多々あります。
その場合は痛みと痺れが生じます。
特に首のヘルニアからの神経痛は多いです。
交通事故(ムチウチ)や運動不足、タバコなどや
パソコン、スマートフォンのやりすぎなどが原因となります。
有効な治療方法
テニス肘や野球肘の場合は
患部のマッサージや鍼灸治療、固定などが有効です。
特にスポーツをする方はサポータをやっておくと楽ですよ!
神経痛の場合は肘だけでなく首や肩の治療も必要です。
こちらも鍼灸治療が有効となります。
神経痛の場合はサポータをやる必要はありません。
小児の場合は肘内障を疑う
小児でも肘を痛める場合があります。
寝返りや転倒、手を引っ張っられた際に生じ、
手を押さえて泣きだします。
これは”肘内障”という小児特有の脱臼の可能性が高いです。
2歳~8歳くらいまでに起こります。
泣いていて本人には問診もできないので観察が大事です。
肘内障の治療
肘内障は完全に整骨の分野です。
鍼灸治療は行わず、患部の整復を行います。
![IMG_5743[1]](http://kashimasan.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_57431-150x150.jpg)
標準整形外科学(医学書院:第10版)より
そうすると肘関節の整復は成功です。
予後は良好ですが癖になるお子さんもいます。
その他の肘の痛み
今回紹介したのが患者さんでも特に多い症状です。
その他にも
・外傷による脱臼や骨折
・リウマチなどの変形による関節炎
などといったケースもあり、
場合によっては肘に水が溜まることもあります。
軽快しない場合はレントゲンなどの検査も必要です。
使いすぎるとなかなか治り難いですが
ぜひいろんな治療を試してみてください。
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かしま山鍼灸整骨院(四万十市)
住所:四万十市古津賀1丁目131番地
電話:080-1990₋9296
診療時間:9時~12時 14時~19時
定休日:火曜日 ※祝日は不定休 ご相談下さい
※土曜日は午前中までです。
※日曜日も診療しています。
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