四万十市のかしま山鍼灸整骨院です。
1月は風が強い日が続き、非常に寒い月でした。
大きな火事もたくさん起こりましたので皆さんも気をつけましょう。
今月は年末の疲れや寒さの為か”寝違え”でお困りの患者さんが多数でした。
そこで、今回は寝違えた時の治療や対処を書いていきたいと思います。
寝違えとはこんな症状
多くは起床時や長時間のデスクワーク、車の運転中などに急に頸を動かすと起こります。
”寝違え”といいますが必ずしも寝ていて起きるわけではありません。
要するに長時間の同一の姿勢が原因です。頸肩を冷やすのも原因となります。
頸部~肩甲骨周囲の緊張と痛みで頸が回せないといった運動制限が主症状です。
重症の方は頭痛、手のしびれなどを訴える方もいらっしゃいます。
パソコンやスマートフォンの普及もあり、若い方にも比較的多い疾患です。
医学的な所見としては
寝違えを医学用語にすると”急性疼痛性頸部拘縮”といった長ったらしい名称になります。
この拘縮という意味は筋肉が固まって動かせないという意味です。
五十肩もこの拘縮に該当しますが、レントゲンなどには異常がないことがほとんどです。
そのため問診や触診が大事です。
⓵ちょっとしたことで急に頸や肩が痛くなった
②頸や肩にコリ感がありカラダが重たい
③頸や肩が思うように動かせない(動かすと痛い)
などの症状が”寝違え”の主な症状です。
しかし、交通事故後の後遺症、頸椎椎間板ヘルニア、リンパ腫脹
などとの鑑別も必要となります。
症状があまりにも悪く、軽快しない場合は画像診断も必要となります。
寝違えの治療方法
当然ですが筋肉の緊張を取ることが第一です。
しかし、初日は痛みが強く、炎症があることもあります。
その場合、マッサージなどの刺激は避け、患部を冷やし安静にしましょう。
痛みの緩和と共に温熱療法、マッサージなどでの緊張改善、
軽い体操、頸部の牽引療法などが有効です。
「痛いから動かさない」では頸部の緊張が進行します。
適度な運動を心がけましょう。
寝違えた時に自分で押せるツボ”落枕”(らくちん)
寝違えた時には患部の治療も有効なのですが、手のツボも有効とされています。
手なら自分でも押せる所ですので寝違えた時には覚えておきましょう。
特に有効なのが”落枕”(らくちん)というツボです。
手をグーに握った時に出っ張る骨の間で、人差し指と中指の間にこのツボはあります。
自分で指で探っていって痛い所を押しましょう。
かしま山では円皮鍼(置き鍼)といった鍼のシールをこのツボに貼ります。
痛くないし非常に有効な治療ですのでおススメです。
”落枕”という名前の通り、枕(マクラ)が合わないというのも大きな原因となります。
頻繁に寝違える方は自分に合った高さのマクラを選びましょう。
寝違えてお困りになった方はご相談下さい
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かしま山鍼灸整骨院(四万十市)
住所:四万十市古津賀1丁目131番地
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