四万十市のかしま山鍼灸整骨院です。
最近は新型コロナウイルス対策のため換気装置を2台に増やし
患者さんとの施術時間の間隔も空けて行っております。
当院ではできるだけの感染対策を行っていますので
ご協力よろしくお願いします<m(__)m>
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さて今回のブログは”腰痛”を疾患別に説明したいと思います。
ただし、腰痛の原因はたくさんで”原因不明”ということも多々あり、
今回は一般的に多い症状をピックアップしてまとめていますので
あくまで参考程度に読んでみてくださいね。

筋筋膜性腰痛

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骨に異常はなく、腰回りの筋肉に疲労が溜まっての腰痛です。
腰がこる”のような言い方の方が分かりやすいかもしれません。
腰痛の中では非常に多いものだと思います。

筋肉の緊張や血流が問題のため、動いている方が楽なことが多いです。
しかし、筋肉に損傷(肉離れ)がある場合は動かせないこともあります。
それを踏まえた上で特徴をまとめていきます。

特徴

①何もしてなくても腰周りが重たい、痛い
②動き出すと楽になってくる(筋損傷などでは例外もあり)
③レントゲンやMRIなど検査に異常が無い

腰椎椎間板ヘルニア

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5つある腰の骨(腰椎)の隙間が狭くなり間にある椎間板というクッションが
潰れてしまって神経を圧迫する疾患です。
腰を酷使していると比較的若い年齢で出現することもあります。

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※なお腰の神経は下肢の神経と繋がっているため
進行すると足のシビレ、痛み、筋力低下などを伴います。

特徴

①腰を動かしたり重たい物を持つと痛い
②下肢が痛み、シビレる<あるいは力が入らない>
③レントゲンやMRIで骨の間隔が狭くなっている<神経が圧迫されている>

腰部脊柱管狭窄症

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背中には脊柱管という神経が通っている管があり、
疲労や加齢に伴い腰の骨が変形すると脊柱管が圧迫されこの疾患が生じます。
ヘルニアと似た疾患ですが、若い世代には少なく、症状が重篤な場合が多いです。
またこの疾患はレントゲンだけでは判断し難くCTやMRIで確認できます。

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腰の痛みより下肢の痛みの方が強く、歩行に大きな支障が生じます。
歩行の際に腰を前に屈めないと歩けないという症状が現れ、
これを間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼びます。

特徴

①特に中~高年者に多い
②腰痛よりも下肢の痛みとシビレが強い。
③腰を前に屈めると楽になり歩きやすい
④CTやMRIで脊柱管の圧迫や狭窄化が確認される

腰椎分離・すべり症

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腰椎分離症は簡単に言うと”腰骨の疲労骨折”です。
骨折した骨が関節からくっつかず、離れている状態から”分離症”と呼びます。
主にスポーツのオーバーワークで起こり10~20歳くらいに多発します。
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また、”分離症”が進行すると”すべり症”という疾患になります。
これは分離した腰骨が不安定になり、大きくズレてしまう現象です。
この症状は中高年に起こりやすく、分離症の既往があるとリスクが高くなります

特徴

①若いころ過剰にスポーツをして腰を痛めたことがある
②特に腰を後ろに反らすと痛みが強い
③下肢が痛み、シビレることがある
③レントゲン、CT,MRIで腰骨の骨折や大きなズレがある

骨粗鬆症による骨折

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60歳以降の特に女性の方は骨粗鬆症(こつそしょうしょう)という
骨密度(骨の強さ)が減少する疾患になることがあります。
骨粗鬆症があると特に転倒した際に腰骨が折れてしまうことが多いですが、
重い物を持ったり、くしゃみをしただけで骨折するということもあります。

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対策としてはカルシウムビタミンDの摂取と
太陽の光を浴びて日光浴することなども推奨されています。
なお骨粗鬆症レントゲン血液検査超音波などで検査が可能です。

特徴

①60代以降の特に女性に多い
②咳やくしゃみ、排便の際などに痛みが生じる
③レントゲンで腰骨に骨折が確認できる
④検査で骨密度の低下が診られる

内科的原因によるもの

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特に多いのが女性の”生理不順”による腰痛です。
子宮筋腫”や”卵巣の疾患”などの既往がある方は特に注意する必要があります。
男性に多いのは”尿管結石”や”前立腺疾患”などでも腰痛が出現します。

その他にも”内臓の疲れ”は腰痛の大きな原因になるので
便秘・下痢 ・頻尿、排尿のキレが悪い 腹痛などの有無もチエックしてみて
健康診断や人間ドックなどで不調があれば相談してみましょう。
※内科的な原因は挙げると多すぎるので簡単に説明しました。

特徴

①腰だけでなくお腹周りも重たく、痛い
②便秘、頻尿や生理不順などがある
③健康診断などで内臓の不調や不安がある

病気や遺伝による骨の変形など

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基礎疾患や遺伝的要因があるため腰骨が歪んで腰痛になることもあります。
これも沢山あるのですが、特に症例として多い疾患を挙げていくとすると

・パーキンソン病    ・強直性脊椎炎 ・脊椎側弯症
・膠原病<リウマチなど>・後縦靭帯硬化症・腫瘍による骨転移

などが比較的よく診られる疾患かと思います。
それでも、一般的な腰痛の疾患に比べると非常に希なものです。
こういった疾患は明らかな変形が診られるのと難治性の症状がほとんどです。

特徴

①家族で腰の変形や病歴のあった人がいる(必ず遺伝するわけではありません)
②外見上での体幹の歪みが強い
③シビレ、麻痺、筋力低下なども伴い日常生活への支障が大きい
④病院の様々な検査で病名を診断される

腰痛の基本的な対策

①運動や体操をする

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腰痛には適度な運動が推奨されています。
⑴筋肉の質の向上
⑵適正な体重の維持
⑶血流や代謝の改善
などの効果があるため、積極的に行いましょう。

※仕事で行う”労働”とはまた条件が異なります。

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「仕事で動いている」=「運動している」 と捉える方もいますが
仕事での”労働”と日常での”運動”や”体操”はまた別になります。
15分程でも構いませんので頑張って”運動”か”体操”を行ってみてください。

②カラダを温める

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血流の促進筋緊張緩和の目的で温めるのは非常に効果的です。
お風呂や電化製品などで温めるといいでしょう。

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また、せんねん灸なども自宅でできますが非常に効果的です。
当院や薬局などでも置いてますので、またご相談下さい。

③寝具やクッションなどを変えてみる

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朝起きるときに痛い、長時間座っているとツライ!!
といった方は布団やクッションなどを変えてみるというのもアリです。
腰痛には基本的に少し硬めの寝具が推奨されています。
ただし、個人差がありますので”これが正解”というわけでもないのですが、
自分に合いそうな物を検討してみましょう。

④コルセットの着用

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肉体労働の多い方は特に重要です。
腰への荷重負荷と骨がズレるリスクを抑えてくれます。
ただし、常に着用すると腰周囲の筋肉の質が弱くなることもあり、
症状の緩和と共に労働時以外では着用を控えることが必要な場合もあります。

腰痛には鍼灸治療が効果的です

 

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当院でも様々な症状の腰痛の方が来院されます。
鍼灸は非常に効果的な治療ですのでおススメです。
また急に腰が痛くなった際のぎっくり腰にも有効ですよ。
ぎっくり腰の対策はこちらを参考ください
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かしま山鍼灸整骨院(四万十市)
住所:四万十市古津賀1丁目131番地
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定休日:火曜日 ※祝日は不定休 ご相談下さい

※土曜日は午前中までです。
※日曜日も診療しています。

当院ではマスクの着用、手指消毒、換気などを行い
新型コロナウイルスの対策をできる限り徹底しています。
皆さんも感染拡大の予防にご協力ください<m(__)m>
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