四万十市のかしま山鍼灸整骨院です。
今月は草引き、墓掃除、台風の後始末など
皆さん大変な作業が多かったようです。
そのためか今月特に多かったのが腱鞘炎です。
腱鞘炎って名前は知ってると思いますが
実際どのようなものか説明していきます。
腱鞘炎とは
使いすぎやケガなどで腱鞘に傷や炎症を起こしたものです。
主に手首や指、前腕部に出現します。
腱鞘とは名前のとおり腱(けん)の鞘(さや)というわけで
腱を包んでいる所を腱鞘と呼びます。
特に腱鞘と骨とが擦れて炎症が生じるのが主な原因です。
腱鞘炎の好発部位
腱鞘が骨と擦れやすい場所があります。
手首の親指側(ドケルバン病)
手首の親指の付け根付近に生じる腱鞘炎はドケルバン病と呼びます。
手首を捻ったり反らしたりすると写真の辺りに痛みが生じます。
この辺りは骨と腱鞘が擦れて炎症が起きやすい場所です。
主な原因は手首や親指の使いすぎです。
パソコンやスマートフォンなどの使用でも起こります。
手指の関節
指の関節でも腱鞘炎は好発します。
あまりに症状が進行すると指が動かしにくくなる
バネ指といった診断名になります。
バネ指になると指を曲げ伸ばしする際に関節に
腱が引っかかり自由に指の曲げ伸ばしができなくなります。
腱鞘炎のいろんな原因
腱鞘炎は主に手の使いすぎでなる疾患です。
その他ケガで骨折の後遺症なども原因となりますが
しかしそれ以外にもカラダで原因となることがあります。
1更年期障害(女性ホルモンのバランスが崩れる)
女性ホルモンのバランスが崩れると腱鞘が厚くなり
腱鞘炎になりやすいようです。
また骨密度の低下や血流も悪くなるため関節への負担が
大きくなると言われています。
2リウマチ
リウマチがあると手指の変形が非常に出やすく
腱鞘と骨が擦れるリスクが生じます。
リウマチは両側性の疾患ですので両手の関節が
痛いとなったら疑っても良いかもしれません。
3肩こり
肩こりは手への血流が悪くなるので腱鞘炎の治りが悪くなります。
そもそも腱鞘炎になる方は細かい作業が多いので肩こりも患っている方
がほとんどですので一緒に治療しましょう。
腱鞘炎の有効な治療法
周りの筋肉の緊張を取る
前腕や手の周りの緊張を取るのが大切です。
お風呂で温めたりしても良いので、筋肉を柔らかくしましょう。
手のストレッチや体操も大事ですよ。
患部を固定する
テーピングやサポーターなどで痛い場所を固定します。
そうすると腱鞘が骨に当たりにくくなり痛みが軽減します。
スポーツや手を使う職業なら必須です。
症状が強い場合は医療機関に相談
指や手の動きが悪く、痛みが強い場合は病院に相談しましょう。
レントゲンで骨の変形の有無を診るのも大事です。
患部へのステロイド注射も有効であることも多いです。
もちろん鍼灸治療も腱鞘炎には有効ですのでご相談下さいね。
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かしま山鍼灸整骨院(四万十市)
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