四万十市のかしま山鍼灸整骨院です。
今回は”膝の痛み” ”水が溜まる”といった症状が出現する
変形性膝関節症”の治療やリハビリを紹介します。

変形性膝関節症の病態

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まずは膝関節の構造から説明していきます。
上の骨(太もも側)に大腿骨、下の骨(ふくらはぎ側)に脛骨腓骨があり
正面に膝蓋骨(膝のお皿)が付着し、これらの骨で膝関節を構成します。

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変形性膝関節症はこの上下の骨の間隔が狭くなった状態です。
また、上下の骨との間には軟骨や滑膜などが存在するため
狭くなることでが圧迫・摩擦されてしまい傷んでしまいます。

変形性膝関節症の症状

症状も病態の進行により様々ですが、
特に起こりやすい代表的な症状を挙げています。

可動域制限

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膝を曲げ伸ばしする際に痛みが生じ、動きが制限されます。
正座ができない、立ち上がろうとすると膝が伸びないなどといった症状です。

膝崩れ現象

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歩行中にガクッと足の力が抜けてしまうことを”膝崩れ現象”と呼びます
下肢の筋力不足や靭帯損傷などによる関節の緩みが原因とされています。
転倒の原因となりやすいので注意が必要です。

関節雑音

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膝を曲げる際に”ポキ”と頻繁に音がするものです。
関節の中で軟骨や骨が当たる音などといった原因が考えられます。
生まれつき関節が緩く音がしやすい方もいますが、痛みが出現すれば注意しましょう。

関節水腫

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いわゆる”膝に水が溜まる”という現象です。
膝関節の周囲が腫れて痛みが起こります。
関節内の炎症が強くなると生じてくるものです。

変形性膝関節症の予防法

体重を減らす

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体重が大きいと若い年代でも膝の痛みは起こります。
前述した骨との間隔が狭くなるリスクが増すからです。
できるだけ適正な体重の維持を図りましょう。

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しかし、膝の痛みが進行すると運動が難しくなります。
プールで歩く(水中歩行)や平坦な道での自転車などが良いかもしれません。
膝への負担が少ない運動と食事療法をメインに無理なく行いましょう

膝周りの筋力強化

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パテラセッティング:膝の裏に丸めたタオルを入れ膝裏で下へ押し込む、その際に足首を反らし10秒間程維持する。10回を1セットとし1日3セット程やってみましょう。

膝の関節痛の予防には膝周りの筋力を維持することが重要です。
下肢の筋力が強いと”関節のズレ”や”転倒”などの防止になります。
上記の”パテラセッティング”というやり方が有名ですが、
前述した水中歩行や自転車こぎなどもおススメです。

スクワットなどは負荷が大きいため場合によって悪化する可能性があります。
なるべく、膝関節への負担が少ないやり方で実践してみましょう。

サポーターの装着

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サポーターは関節の保護を行うために重要です。
膝関節の痛みや水が溜まるのはクセになりやすいので
肉体労働やスポーツの際には予防的に装着しましょう。

できるだけ膝への圧迫負荷を避ける

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正座や立ちっぱなしの体勢はできるだけ避けましょう。
長時間の膝への負荷は大きな負担になります。
できれば階段の往復や和式トイレの使用なども避けたほうが良いです。

骨密度の維持

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膝関節の痛みは特に女性に多いものです。
中でも骨密度の数値が悪い方(骨粗鬆症)は重症化します。
カルシウム・ビタミンDの摂取や外での適度な運動(日光浴)が大切です。

膝へのお灸

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膝へのお灸治療は非常に効果的です。
せんねん灸などは気軽に自宅でもできますのでおススメです。
特に”水が溜まる”といった症状にはとても有効ですよ。

痛み止めや注射だけでは治らない

膝関節の痛みは”水を抜いたり””痛み止めの薬”だけでは再発することがほとんどです。
再発防止に自分に合った予防法をできるだけ実践してみましょう。
当院ではリハビリや鍼灸治療を主に行っていますが非常に効果があります。
自宅でできるリハビリやお灸なども指導できますのでご相談ください。

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かしま山鍼灸整骨院(四万十市)
住所:四万十市古津賀1丁目131番地
電話:080-1990₋9296
診療時間:9時~12時 14時~19時
定休日:火曜日 ※祝日は不定休 ご相談下さい

※土曜日は午前中までです。
※日曜日も診療しています。

当院ではマスクの着用、手指消毒、換気などを行い
新型コロナウイルスの対策をできる限り徹底しています。
皆さんも感染拡大の予防にご協力ください<m(__)m>
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