こんにちは、四万十市のかしま山鍼灸整骨院です。
そろそろ朝や夕方は涼しくなってきたため外でのケガが急増中です。
「ケガをしたらどうすればいいの?」という質問がよくありましたので、
自宅でもできるケガの応急処置を紹介していきたいと思います。
ケガをした時の4つの代表的な症状
写真の患者さんは雨の日に畑で転倒し右足首を負傷しました。
病院のレントゲンでは骨に特には異常はなかったようですが、
足背部が異様に腫れてきて、痛みが強いため、捻挫による靭帯損傷が疑われています。
こういったケガの特徴として以下の4つが挙げられます。
①疼痛
当然ですが痛いです。
しかし、動かして痛い、安静にしていると痛くない、
などといった痛みの状態によって損傷の具合が大きく異なってきます。
あまりにも痛みが強い場合は大きな病院で検査も必要になってきます。
②腫脹
患部が腫れて膨れてきます。
簡単に説明すると負傷した患部を修復しようと血流が増加したために生じるものです。
骨折の場合は骨からの出血も生じて異常に腫れてきます。
内出血の跡などが出ているようなら骨折の可能性が高くなるため注意が必要です。
③炎症
患部に熱が出てきます。
風邪を引いたときみたいに体が患部を治そうとして起きるものです。
骨折や脱臼のような大きなケガになると体全体に熱が出てくることもあります。
④機能障害
日常生活に大きな支障がでる場合があります。
階段が登れない、重い物が持てないなど、ケガの具合によって症状は異なります。
このような機能障害を後遺症として残さないように早期の処置を心がけましょう。
ケガした時の基本的な4つの処置
こうしたケガの場合は慢性的な肩こりや腰痛などと違って処置が全く異なってきます。
この場合も基本的なやり方が4つあるので紹介していきます。
このやり方は英語の頭文字を取ってRICE療法ともいいます。
①安静〈Rest〉
これも当然なんですが、
「これくらいなら大丈夫」といって処置もせず仕事をする方は多いです。
小さなケガでも後から痛くなる場合もありますので、最初は安静にしましょう。
②冷却〈Icing〉
患部の炎症を除くために行います。
氷やコールドスプレーなどで10~15分ほど冷やしましょう。
冷シップなどを冷蔵庫で冷やしてから貼るのも効果的です。
また、ケガした当日は長湯は避け、ぬるめのシャワーにした方がいいです。
損傷の具合にもよりますが、1週間程度で炎症が引いてきますので、
その後はゆっくりお風呂に入り、患部の血行を促進させた方が効果的です。
③圧迫〈Compression〉
主に患部の固定と腫脹の軽減を目的で行います。
ここで大切なのがガチガチに固定しすぎないこと!
やりすぎると患部の血行が遮断されてしまいます。
固定を何日か置きに取り換えて患部の血流を良くしながら
固定するのが早く治すための近道になります。
④挙上〈Elevation〉
患部の下にタオルや座布団などを丸めて置いて、心臓より高くしましょう。
こうすることで血液が心臓に戻りやすくなるため腫れを早くひかせます。
マッサージをする際も下から上に心臓に返すように行うと効果的です。
わからないときは専門家に相談
以上が簡単にですがケガした時の基本的な処置になります。
またわからないことは専門家にご相談下さい。
ちなみに先ほどの患者さんはこのようにテーピング、弾性包帯で固定しました。
治癒までに1月半ほどかかりましたが、今でも元気に畑に行っています。
またケガしないように気をつけてくださいね。
もしもケガした時は四万十市のかしま山鍼灸整骨院にご来院ください。
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かしま山鍼灸整骨院(四万十市)
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