四万十市のかしま山鍼灸整骨院です。
今年も四万十市は非常に暑いですね。
イベントも多い時期で皆さんお疲れの方が増えています。

糖尿病 かしま山鍼灸整骨院

カラダが暑いダルイやる気が出ない…こんな症状ありませんか?
これってやっぱり夏バテなのでしょうか?
しかし、よく症状を聞いてみると別の病気の疑いがあります。

それはずばり、現代人に非常に増えてきている糖尿病です。
糖尿病の名称は知っていてもあまり意識していない人が多数です。
糖尿病とはどんな病気なのかこれをきっかけに知っておきましょう。

糖尿病ってどんな病気?

糖尿病膵臓から出るインスリンというホルモンのバランスが悪くなっています。
インスリンとは体内の血糖値を下げるホルモンです。
正常に働いていないと食後の代謝が非常に悪くなります。

摂取した糖分を体で有効に使われず高血糖になっている状態糖尿病です。
糖尿病の原因を分類すると以下のようなタイプがあります。

1型糖尿病

膵臓の細胞が壊れてしまいインスリンが出ない状態となります。
小児若年者に多いです。
最初は風邪のような症状が起きて急激に進行します。
重篤な症状になることが多いので見逃すことは少ないです。

2型糖尿病

過食や運動不足など生活習慣から起こるものです。
大多数の方がこのタイプの糖尿病になります。
中高年に多いとされていましたが、若年層にも増加しています。

薬や病気による糖尿病

病気や薬の副作用で起こります。
例えば膵炎肝臓の病気などです。
係りつけのお医者さんにも聞いてみましょう。

妊娠中による一時的な糖尿病

妊娠中はホルモンバランスが崩れます。
一時的にインスリンの分泌が障害されるのが原因です。
妊娠の周期と共に軽快することがほとんどです。

糖尿病の自覚症状

糖尿病は日常生活でカラダに前兆が出てきます。
特に代表的な自覚症状が3つあるので参考にしてください。
皆さんも心当たりがないか考えてみましょう。

・すぐに喉が渇く

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口の中が渇いてしまい水分が欲しくなります
カラダに余分な糖質が多いためです。
甘い物を食べると喉が渇きますよね。

・排尿の回数が多くなる

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余分な糖を小便から出そうとするためトイレが近くなります
喉も渇くから悪循環に陥ることが多いです。

・すぐ眠くなる、疲れが取れにくい

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疲れが取れずカラダがだるく食後に非常に眠くなります
糖質が上手くカラダのエネルギーになっていないんですね。
こういった症状からも夏バテと混同しやすいです。

糖尿病で合併する病気

糖尿病には3大合併症と呼ばれる病気が潜んでいます。
いずれも高血糖が長期に続くと生じるものです。

・網膜障害

眼の網膜の血管を障害されます。
眼精疲労眼のかすみ視力の低下を来します。

・腎蔵障害

腎臓が障害されると血圧↑足のむくみが生じます。
腎不全になる場合もあるので危険な合併症です。

・神経障害

手足の神経を障害されることもあります。
手足のしびれ痛み感覚障害などがあらわれます。
そのため糖尿病ヘルニアなどの神経痛が治り難いです。

・その他の合併症

その他
心臓病
動脈硬化
脳血管障害

などといった合併症もあります。
挙げてみると危険な病気がたくさんあるのが分かりますね。
糖尿病早期に治療と予防するのが大事です。

糖尿病の診断

糖尿病と診断するにはどうしたらいいのか
これは病院で血液検査をするのが一番確実です。
病院では血液で次のような数値の測定をします。

・HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)

赤血球中のヘモグロビンが糖と結合している割合です。
6.5%以上だと糖尿病の疑いがあります。
8%を超えると合併症が生じるリスクが高くなります。

・早朝空腹時血糖値

朝の食前が一番低血糖の時間帯です。
その時の血糖値を測定した値です。
126㎎/㎗以上だと糖尿の疑いがあります。

・随時血糖値

時間帯を関係なく検査した値です。
200㎎/㎗以上だと糖尿のリスクがあります。

・75g経口ブドウ糖負荷試験

空腹時血糖値を測定後75gのブドウ糖を飲んで測定します。
こちらも200㎎/㎗以上糖尿のリスクがあります。

糖尿病のセルフケア

では糖尿病にならないためにはどうすればいいのか
やはり一番は生活習慣の改善です。
日常生活でのちょっとしたコツを教えます。

食事は栄養を考えてバランスよく

甘い物を食べない人でも糖尿病のリスクはあります。
食事のバランスが悪いと膵臓に負担が生じるからです。

タンパク質脂質ビタミンなどをバランスよく摂取しましょう。
なるべく揚げ物などの油物を避けるのが良いです。
デザートもなるべくバターを使ってある洋菓子などは控えましょう。

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夏は野菜が美味しいのでカレーがおススメです。
サラダも忘れずに食べてくださいね。

食事では野菜を先に食べる

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炭水化物や糖類を食べる前に野菜を摂取することで糖の吸収を穏やかにします。
野菜ジュースよりもそのまま野菜を食べるのが好ましいです。
特に食後すぐに眠くなる方は積極的に取り入れてください。

ちなみに野菜でも炭水化物が多く含まれる物はダメです。
特に根菜の類は炭水化物が多く含まれています。
キャベツキュウリレタスブロッコリなどを食べましょう。

食べてすぐに眠らないようにする

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体内の栄養の吸収は寝ている間により多く取り込まれます
寝る前に食事や間食すると余分な糖を体内に残してしまうんです。
食後はなるべく時間をおいて就寝するのが良いかと思います。

一日少しでも運動する

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なるべく運動するように心がけましょう。
食前食後にできれば特に良いです。
無理せず軽いウオーキングからでもOKですよ。

飲み物を水にする

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喉が渇いたからといって糖分の入った物を飲んでいませんか?
また、カフェインの含んだ飲み物もおススメしません。
利尿作用があるからです。

ジュースコーヒー濃いお茶などは適量にしましょう。
できればミネラルウオーターなどを飲むのが良いです。
疲れたからといって、栄養ドリンクを飲むのは逆効果になります。

鍼灸治療は糖尿病にも有効

糖尿病は東洋医学では”消渇”と呼びます。
約2000年前の中国の医学書にも記載されていたという話です。
つまり、古くから治療が伝えられていたということでもあります。

基本的な概念としてはカラダに余分な熱が生じるのが原因です。
だからといって冷たい物を摂りすぎてもいけません。
逆に腸内の循環を悪くしてしまいます。

現代医学では膵臓の病気ですが東洋医学では考え方が少し変わります。
東洋医学で糖尿病と関係してくる臓器は特に次の3つです。
効果的な治療方法も書いていますので参考にしてください。

東洋医学で肺は全身に気や水をめぐらす作用があります。
を治療することで水の吸収率を改善するのが重要とされています。
が悪い方は、風邪を引きやすい喘息アトピー肌荒れといった症状があります。
治療では手や肩のコリを改善するのが有効です。

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曲池(写真の●印) 肘関節の外側

かしま山では曲池のツボを治療します。
肩凝り眼の疲れ熱冷ましなどの効果があるツボです。

食べてもすぐにお腹が空いたり、いくらでも食べれてしまう人
そんなあなたはに熱があります。
治療では背中や腰の疲れを取るのが効果的です。

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かしま山おススメの治療は背中にお灸です。
写真では箱灸という跡の残らない温かいお灸をしています。
胃の疲れを取るのに効果的な治療法です。

東洋医学ではが弱ってしまうと脾臓も弱ります。
脾臓が悪くなると血液の産生に影響が出るんです。
つまり、ヘモグロビンにも関係が深い臓器とも言えます。

腎臓

カラダの水分のめぐりが悪いと当然腎臓にも負担が生じます。
足のむくみ冷えなどが伴いやすいです。
足の疲れを取り、血行を改善するのがおススメです。

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足にも箱灸できます、お試しください。
足のむくみも鍼灸治療が非常に有効となります。
足裏ふくらはぎの疲れを取るのも大事です。
足裏の整体などもできますのでご相談ください。

かしま山でカラダの不調をチエック

脈診 かしま山鍼灸整骨院

東洋医学の脈診 五臓六腑の不調を調べます

糖尿病の体質の方は東洋医学的にも判断が可能です。
診を診たり、舌や皮膚を診ることでその人の体質が分かります。
気になる方はぜひ診てもらいましょう。

治療には、やはり体質や生活習慣の改善が大切です。
糖尿病の方は生活のアドバイスもできますので
お気軽にご相談下さいね。

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かしま山鍼灸整骨院(四万十市)
住所:四万十市古津賀1丁目131番地
電話:☎080-1990₋9296
診療時間:9時~12時 14時~19時
定休日:火曜日 ※祝日は不定休 ご相談下さい

※土曜日は午前中までです。
※日曜日も診療しています。

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